「ね、どうして欲しい?下のお口にもいっぱい入れて欲しいデショ?」

赤く勃ち上がった胸の飾りを食む様に舐め回しながら、片手を双壁の間へと下ろしていく。
身に過ぎる快感に翻弄され続ける身体は抵抗する力など少しも残っておらず、カカシの手を避けられる筈も無い。

秘所にヌルリとローションの冷たい感触がして、カカシの指が胎内へと潜り込んで来た。

「うぅッ、ふ…ッ、ふうっ!!」
「あらあら、イルカ先生ったらヨダレでベトベト…」

飲み込みきれずに喉元へと伝う唾液をカカシの赤い舌が舐め上げる。
男のクセに長くて形の良い指はローションの力を借りて、固かった入り口をぐぷぐぷと広げていく。
だが感じる場所には触れて貰えないまま、もどかしさが募った。

(こんなのっ…こんなのはイヤだ…っ)

そう思ってはみても、薬に煽られた秘所は快感を求めてくちゅりといらしい音を立てる。


「ふふ…モノ欲しそうな顔しちゃって。今のせんせの顔、すっごく淫乱」

言いながらニヤリと笑うと中を弄っていた指が引き抜かれ、代わりに冷たいブツブツしたモノが奥まで押し込められた。

「んんっ!ううっっ!!」

感じた事の無い異物感が秘所から脳へとダイレクトに伝わる。
硬く冷たいボールの様なものが胎内で蠢いているみたいだ。
無機質な物体からもたらされる吐き気にも似た快感に全身が戦慄いた。

「コレね、ア*ルパールって言うんです。コレを出し入れするとね、ボールが当たってとっても気持ちイイんですよ」
「んんっ!?」

(そんなコトされたら…ッ!!)

ちゅっと耳に接吻け、優しく囁く。
「イルカせんせ、今は俺の事だけ考えててね」

愛しそうにそう語りかけると、埋め込まれたモノの端を掴み一気に引き抜いた。

「ふぅッッ!!!んんん――ッ!!」

強すぎる刺激に瞼の裏側に星が散る。
媚薬の効果と今まで使用した事のない道具から生み出される快感に身体がついて行けず、意識が飛びそうになった。

「あっは、スゴイね。せんせのココ、はち切れそうだよ。もうそろそろ限界かな?」

根元を縛られて赤黒くぱんぱんに腫れた雄をゆるゆると扱かれ、遠退きそうになっていた意識を引き戻される。
カカシはまた意地の悪い笑みを浮かべて、イルカの口を塞いでいたバイブを外した。


「せんせのお強請り、聞きたいな。ねぇ言ってみて」
「ぷは…っ!誰が…ッ言う、か…よッ!!」

悔しくてキッとカカシを睨みつける。
どうして恋人からこんな仕打ちを受けなくてはならないのか、納得のいかない事だらけだ。
大体、折角子供達が頑張って作ってくれたラーメンに細工するなんて、絶対にどうかしてる。

そんなイルカの態度が気に入らなかったらしく、カカシは唇を尖らせて言った。

「ふぅん…そんな可愛くないコト言える程、余裕あるんだ。じゃ、まだこのままでもイイよね」
「な…っ!もうやめ…ッ!」

言い終わるより早く、先程まで口に入れられていた太いバイブを後口に突き入れられて内側を抉るように動かされる。
小さな機械音と共に胎内で蠢いてイルカの性感帯を犯していった。

「んんッ!!もやっ、だぁ…っ!あっ、ああんっ!!」
「イルカ先生は俺だけのモノでしょう?本当は閉じ込めて誰にも会わせたくないの、すっごく我慢してるんだよ」

切なげに眉を寄せ、泣きそうな顔でイルカを追い詰める。

「な、にっ、言って…!」
「俺だけを見ててよ。俺だけに笑って。ねぇお願いです」

バイブを持っている手は動かし続けたまま、もう片方の手はギチギチと音がしそうな程に腫れ上がった雄の先端に爪を立てた。

「ああっ! カカッ…さっ!!」

(なんでそんな泣きそうな顔…ッ! )

与えられる快感に我を忘れそうになるが、哀しげなカカシの表情がそれを引き止める。

カカシに触れたい。
強く抱き締めてそんな顔をしなくてもいいんだと伝えたい。
だが、腕の戒めがそれを頑なに阻んでいた。


ありったけの力を込めて縛られた紐を引き千切ろうと頑張ってみても、カカシの言った通りチャクラ糸では簡単にいく筈も無く、逆に食い千切られた腕からは紅い血が流れ出す。
それを見止めたカカシはイルカを玩ぶ手を止めて、両腕を押え付けた。

「ちょっと…止めなさいよっ!本当に腕がもげますよ?!血がこんなに…」
「っは、だったら外し…て、下さいッ!!」

躊躇うカカシに構わず腕を動かし続けると、彼は大きな溜息を吐いて言った。

「…外しますから。殴んないでくださいよ?」

大きな掌を戒めの上に翳し、小さく呪を唱える。
途端に糸は力を無くしてあっけなく千切れてしまった。

流れている血もそのままに銀色の頭を引き寄せる。
まだ薬が吐き出せていない身体にカカシの体温は辛かったけれど、自分の想いを伝える様にぎゅっと抱き締めた。

「はっ…アン、タ馬鹿です、かッ!俺、は…あっ、アンタしか…っ! 」
「っ、せんせ」
「…キス、して下さい」
「え」
「いいから…ッ! 早くキスしろッ!!」

噛み付く様に唇を押し付けると、驚きで固まった唇はすぐに熱い舌を潜り込ませてきた。
口内を犯すカカシの舌に自分のモノを絡ませる。

(俺は、アンタだけだ…っ)

彼の嫉妬の原因は多分、気持ちを言葉に出来ない臆病者な自分だ。
接吻だけでカカシへの想いが伝わるとは思わないけれど、少しでも分かって欲しかった。



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