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Re:短編小説
天p抜刀d竜
[ID:gintama9524]
社会へ羽ばたく貢献者となれ!!
それに反する人間は悪者になるの?
この質問に偽善者はニカリと素敵な笑みを見せて
「それは違うさ
人のためでなくても
OK
自分の為
に羽ばたくんだよ
」
綺麗に着飾った、耳を塞ぐのすら億劫になる文字を吐き出した。
キラキラと飛び回るそれを払いのけ、聞くだけ聞いた小学生。年齢だけで純粋無垢云々を決められては迷惑だと云う。
そのまま大きくなった小学生だった大人はどうやら仲間外れになったらしい。
「なんで皆と同じことをしないの?」
と聞かれれば
「同じことをしても無駄だから」
と答える。
「何故一々皆と違うんだ?」
と聞かれれば
「それが一番自分らしいから」
と答える。
そんな彼の職業は仏頂面、鬼の門番と異名を持つ保健室の先生。異名は3-2の佐々木さん命名。
擦り傷程度では行けない保健室、というのがその小学校の有名な話であった。勿論彼が来んな、と鬼の形相で追い返した事など一度もない。ただ単に元々の顔面に生徒が恐れおののき来ないだけだ。
小学生時代からませていた彼はなんともひねくれた人間へと成長を遂げていた。それが顔に出てしまっている、ということだ。
「はい、熱は無いから頭痛がするようならそこで寝てなさい」
「ごめんなさいいいいいっ!」
あ…と待てと言う前に飛び出していく生徒。どうやら生徒の耳には「熱がねぇなぁ?てめぇそこで永遠の眠りにでもついていくかあ゛あ゛ん?」とでも聞こえたらしい。先生マジックだ。
かれこれ三年経ち、そろそろ慣れてくれる生徒がいてもいい筈だが一人としていない。未だに各クラスの担任から「うちの生徒があなたに殺すと脅迫されたと言ってるんですが…」と相談が来る。その担任達ですら数歩下がり、腰を低くした体勢だ。
"僕はお前らに何かしたか……"
勿論心当たりなど無い。そんな過去は無いからだ。
偽善者は無表情に言った
「綺麗事が通じるのなんて結局は人前でだけだ
ならば一人の人間には自分の素をさらけ出せ」
偽善者の言葉に耳を傾け、頭に叩き込んだ小学生だった大人。
彼はこの保健室という空間を最適な場所だと断定していた。
…―END――‐――――
[反省会]
絵文字を使いたかっただけ
この使い方でどうだぁっ!!(どやぁっ(殴
サーセン
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