一輪の花
□03
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越前と乾は草村で身を隠していた。何をするにもまず青学の生徒と合流しなければいけない。
越前「次は大石先輩あたりが来るんじゃないッスか?」
乾「ああ、大石なら大丈夫だろう」
乾は越前にそう言うと携帯を開いた。電波はない。わかっていたもののため息がでた。そして出口から大石らしき人物が出てきたことを確認する。
乾「大石」
小声で呼ぶと大石は振り替り二人の存在に気付いて、辺りを警戒しながらも小走りでこちらにやってきた。
大石「よかった、二人共無事だったんだな!」
越前「はい」
乾「もちろんだ」
やっぱり仲間は良い。自然と安心できる。そう実感した三人だった。そしてその後も仲間がやってくるのを待っていたのだった。
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