Novel 小説2
□…Loop
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『雲雀』
隼人が僕を優しく拘束する
違う抱きしめてる
ずっとこうして欲しかったんだ
愛しい人のように触れてもらいたくて
『雲雀』
隼人の唇が僕に触れる
暖かくとても心地よいもので
からっぽのコップに満たされゆくようで
酔ってしまいそう
『雲雀、お前はこうしたかったんじゃないのか』
僕みたいな
乱暴なことはない
僕だって隼人みたいにできるなら、とっくにしているよ
『…なんで隼人は僕にキスしてくれたの』
『さぁな…遅いかもしれねーケドお前に言われて、キスされて、気がついたのかもしれない』
『それは喜んでいいところかな』
『いや、まだ早い。オレはまだお前を知らない。もっと知りたい…と思ってる』