Novel 小説
□Ideal alice
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『おいしい』
可愛い
まだまだ子供だね
僕と違って
今の僕は隼人と違うもの?
『雲雀も食え
そのために用意したんだから』
僕はいらな・・・
まで言いかけて
半ば強制的に口に運ばれた
酸っぱい苺と
変に甘い生クリィムそして
柔らかいスポンジが混ざりあう
『うまいか?』
『…おいしいよ』
なんでだろ。おいしく感じる
あ。これは隼人と同じ?
僕は大人なのに?
『僕は大人なのに?
隼人と同じ?』
このケェキをおいしいと感じるのは何故?
『大人になったらからって
急に変わるわけないだろ』