Novel 小説

□Attaccamento
4ページ/5ページ



名前なんて"人"呼ぶ為

区別する為の

便宜上のモノでしょう?



『そうかもしんねーケド
 名前はやっぱ大事だと思う』

おや


『名前とそいつの顔があって
 始めて、そいつっーか』


『もし、骸が骸って名前じゃな かったら今の骸って気がしね ーつーか・・・』


『ようはあれだ
 骸は骸だから骸なんだよ』



僕の存在は

許されてるのでしょうか?

貴方には僕がいていいんですね


『クフフ・・・そうですねぇ』

『隼人君が隼人君じゃなくて
 骸って名前でしたら
 変ですもんね』


言うじゃねぇか


『骸が隼人でも充分似合ねぇ』

同じ名前

それはそれで嬉しいですが

やはり僕は"六道骸"を

愛してくれてる隼人がいるから
"六道骸"のままがいい



『お互い今がいいんですよ』
 


今のまま 

愛してくれる貴方のまま


死んでも唯一変わらない


いつまでも
 
 
生きた証として
 
 
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ