Novel 小説
□Acquazzone
2ﾍﾟｰｼﾞ/8ﾍﾟｰｼﾞ
『でも君、
イヤ じゃないでしょ？』
なにいってやがる
『ンなわけ、あるか
現に帰れねぇだろーが』
『それは答えになってないよ
・・・まぁいいけど』
―――――ザーザー
『あーぁ、
晴の匣持ってくるんだった』
『持ってても使えないでしょ』
『そんなのやってみなきゃ
わかんねーだろ。
もしかしたらオレに
微量ながら晴れの波動がある かもしれないだろ』
『微塵も感じられないね。』
『るせー。』
が、確かにオレには
晴れの波動は微塵もない
『で、オレに用があるんだろ？』
『まぁね・・・久しぶりに
君と話したくなった。こうでもしないとね。君、沢田の右腕だから』
『そっか・・・』
10年とは違うんだから
って雲雀は呟いた
あれからもう10年たつのか
なんて思えたら雲雀には悪いけど笑ってしまった
『話しって？』