Novel 小説

□病夜思考
1ページ/7ページ





――――夜。


昼間いつもご一緒にすごしていた10代目も、ついでにいやがる野球バカも、るせーガキ共も


誰もいない。


ふと思いだせば


寂しさと一握りほどの不安


そして虚無感。


なぜだかとても泣きたくなる



可笑しい。


独りなんていつも当たり前のように、自分のすぐ隣にあったものなのに。


だけどそれを悲しく思うことも辛く思うこともなかったのに。


何が自分をこうも変えてしまったのか。

 

 
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ