Novel 小説
□Metronomo
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部活が終わった帰り道
今日もなんにもない一日
いつもの一日が終わる
あとは風呂入って寝るだけ
偶然だったんだ
珍しく一人で帰ってる獄寺
思わず呼び止めたくなった
『ごくでらぁー』
『るせー話しかけんな』
予想通りの冷たい一言
でもここでひくわけには
いかない
『一人なんて珍しいな』
『別にいいだろ
お前には関係ねー』
関係あるんだなー
『一緒に帰っていい?』
は?
なんて怪訝そう
多分断られるかな
ダメもとで聞いただけなのに
『勝手にしろ』
なんて。