短編夢
□「囁きが欲しい」 続
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リュウタから(一方的に)分かれてもうすぐ一週間が経つ。
あれから何度かリュウタであろう電話番号から電話があった。
でもでなかった。
今ではもう電話なんて来なくなった
[自然消滅]
頭の中をその言葉が駆け巡る。
「あ・・・、友達と約束有ったんだっけ。行かなくちゃ」
私は服を着替え、家を出た。
* * *
友達と合流した私は、
アクセサリーショップやゲームセンターを歩いた。
いつもは楽しい時が、
今はとても憂鬱・・・。
「美恵〜?どうしたの?あ!もしかして彼氏と喧嘩しちゃったとか?」
なんでアンタは鋭いのよ。
人の気持ち考えて見ろよアホンダラ
「あれ?ねェ美恵。あそこに居るのって・・・・アンタの彼氏じゃない?」
「・・・・・・・・・・・・は?」
「反応遅っ!!;;」
だって、ありえないじゃん。
こんなところにリュウタが居るワケ無いのに。
なのに・・・・
「・・・美恵?」
本物だ・・・・・。
こう言う時ってどうすんだっけ?
えっと・・・確か・・・・
逃げよう!!!!
「ごめん!私帰るね!また明日!」
「え!?ちょっ!美恵!?鞄忘れてるって!って・・・聞いてねェ!」
え!?あっ!!
鞄!!!!←
どうしよう・・・・。
あの中、携帯とかお財布とか鍵とか入ってるのに・・・。
でも今引き返すのは絶対嫌!!
あぅぅぅぅうううううっ・・・。
どうしよう・・・。(本日2度目
「っ美恵!!」
「!?」
何で追って来んの!?
っていうか何で居場所がわかったの!?
さすがイマジン!!(ェ
でも、逃げなくちゃ!!!!
「っ追って来んな!!」
「じゃあ鞄の中身勝手に見るよ?」
急ブレーキ!!!!
その時、湿ってる所で足を滑らせてスッテンコロリ。
[急ブレーキは事故のもと]
本当ですねおっかさん(誰だよ
しかも地味に痛い・・・。
「美恵!大丈夫?」
「・・・平気っ痛!」
「あ〜ぁ、足首捻ってる。」
マジでか。
まぁそこは根性で頑張る!