短編夢

□雲雀夢「独り言」
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ある朝、外は雨だった。
その雨は、傘をささない
私に、容赦なく
降り注ぐ。

私はただ歌う。
記憶に残る子守唄。

地を歩く
独りで歩き
疲れて座る

少女は待つ
光り輝く天の道
少女は眠る
暗い暗い道の上で

光り輝く天の道
少女は眠る
独りで眠る
助けが来ると
信じて眠る


「ねぇ・・・」

後ろから声がする
少女は振り返る。

そこに居たのは
黒髪の男の子・・・。


「 貴方は誰??」

少女は待つ
助けてくれる人が

やってくる事を。

(貴方は助けてくれる?)
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