小説
□お酒の力
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「えへへ、おかえり〜ししょお」
「あ〜、また勝手にあがりこんで…ってノーマ!?お前酒飲んだな!?うわー!帰ってから飲もうと思ってたんだぞソレ!!」
ノーマはほんのり顔が赤くなって、ふらふらしていた。
スヴェンは慌てて冷蔵庫の方へ向かう。
「うわあ、全部なくなってるし!ノーマあ、お前まだ未成年だろ〜?」
「なぁによぅ!!前は若いうちから飲んどいたほーがいーって言って無理矢理飲ませたくせにい〜!!」
腕を大きく降りながら反発した。
「え??俺お前にそんなことしたっけ?」
しらばっくれるわけでもなく、本当に記憶にない。
「したもん!!前にししょおの家行ったとき、ひとりで飲んでてさ、もうやめなって言ったらさ、無理矢理飲まさせらたんだよ!?…それでそのあと、」
「…そのあと?」
まずい、
もしかしたら俺、ノーマに…
いや、でもまったく覚えてないし、
俺ならやりかねん…
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