宇宙のヘソを掴む71の方法

□【その3】
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日本の文化には元々、競争という発想はなかった。

競争発想は西洋文化が作り出した。
最初の競争相手は自然であり、それに勝つ方法をずっと考えてきたことがそもそもの始まりなのだ。


ところが日本人は昔から自然に対し畏怖の念を持ち共存してきた。

雀鬼は大きな勝負のあと、自然のなかに入りにいくという。


『競争していなければ、上下関係はなくなります。同じように人間を見ることができるようになる。そうすれば、上の奴に媚びることもない。
例えば総理大臣が上家にいようがどこかのオジサンと何ら変わらない心でいられる。
イヤな野郎はイヤな野郎だし、イイ野郎ならイイ野郎。それくらいの感覚しか私にはないのです』

そこに競争理論を持ち込むと、変わる。

『取り入ったり、ヒヨったり、違う自分を出してしまったり、駆け引きがでます。
それを持ったら負け。
それをなくせば人間なんて一皮むけばみな同じです。
人間にたいした違いはないのです』


そうゆうことが常にありのままの自分自身でいられるということではなかろうか?


宇宙のヘソを掴む71の方法

【その3】
競争しない。

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