過去の拍手小説
□ユンジェB
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「…なぁ。」
「なに?」
「見すぎ…。」
「見ちゃダメ?」
「別に良いけど…。周りにバレるだろ?」
「そうかな…。でも見たいんだもん。ユノの顔。」
なんでそんな可愛い顔で、そんな可愛いセリフが言えちゃうんだ?
「嬉しいけど…ほどほどにしてくれ…。」
「なんで?」
「なんでって…」
「??」
唇をツンと前に出して、少し小首をかしげる仕草…。物凄くそそられる。
「だからさぁ…」
「だからなんだよ!」
いきなり振り上げられた腕を受けとめて、少し強めに引いてみれば。すっぽりと自分の胸の中に落ちてくる素直な身体。そして…
「我慢できなくなるだろ…?」
って…。いつもより色のある声で囁いてみれば、たちまち朱の色に染まるキレイな鎖骨。
あぁ。ホントに堪らない。
「ユノのばか…。今晩ちゃんと責任取れよ。」
こんなにも愛しい存在が居るなんて、お前に出会うまで知らなかったよ。
「今晩だけじゃなくて、一生責任とらせて。」
「…うん。」
好きだけじゃ足りない。大切じゃ収まりきれない。この思いを止められるおのは、きっとこの世には存在しないんだ。
それくらいお前を、愛してるんだ。
END