過去の拍手小説

□ユンジェA
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すぐにわかる。あいつが何を考えているかなんて。




「ゆの。昨日はどこに行ってたの?」
「えっ?あ〜地元のヤツと会ってたよ。なんで?」
「別に。」





嘘だ。友達と会ってたなんて嘘、バレバレなんだよ。





今、お前の目が泳いだのを俺が見過ごすはずないだろ?
俺がお前だけを見るようになってから、何年経つと思うんだ。
今じゃ俺は…お前よりお前の事を知ってる自信があるんだ。だからお前がつく嘘なんて簡単に…







「ジェジュン。何か疑ってるんだろ?」
「えっ?」
「何年一緒にいると思うんだ?お前が考えてる事くらい分かる。」
「……。」
「別に嘘はついてない。ただ…」
「ただ?」
「女友達と会ってたんだ。」
「え…」
「昔からの友達だよ。お前が心配するような事は一つもない。」
「その子…可愛い?」
「普通だよ。なんで?」
「だって…」






心配じゃないか。こんなにかっこいいユノを、女はほっといたりしない。







「心配か?」
「別に。」









世界一鈍感なお前に見透かされてるなんて…心配だなんて、口が裂けても言える訳ないだろ。







「ごめんな、ジェジュン。どうしたら許してくれる?」




そんな顔で謝れたら、怒る気にもなれないだろ。








「…ちゅうしてくんなきゃ、許してやんない。」








「了解。」







その腕に抱きしめられて、その唇でキスされれば、不安な気持ちも全て解消される。こんな事実が悔しくもあるけれど、心地良くて離れられないんだ。ユノという縄に縛られてるんだ。


END
 

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