【軌跡】
□創成期D中1
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入学して1週間
今日から部活動入部手続きが始まる
もちろん目指すは野球部だ。
担任には野球部と書いた用紙を提出。
現シベリアーズからは3人。
かんとく、主将、naoki
ーーーー放課後、技術室ーーーー
「よぉーーし、新1年生は並べーーー」
「私が顧問のくまっきーだ(以下K顧問)」
「そして俺が主将を務めるS木T平だ。よろしく。(以下S主将とする)
入部希望者は全部で10人か。1年生の仕事は・・・(以下略)」
K顧問「じゃ、練習開始!!」
ランニング、ストレッチ、キャッチボール
と来て、このあと先輩方は
トスバッティング→ハーフバッティング と続く。
しかし、そこは新1年生。
いきなり実践練習などさせてもらえる訳もなく。
球拾い 球拾い 球拾い・・・・
人数が10人しかいないから休む間もなく
球拾い 球拾い 球拾い・・・・
ようやく打撃練習が終わったと思ったら
次はシートノック。当然、実戦形式。
1年生の役目はランナー係。
休む間もなくベーラン ベーラン ベーラン
*ノンストップのベースランニングは本当にきつい
そんな部活動が毎日毎日毎日‥‥‥
やめたくなった、何度も。
しかし、この程度のことでくじけちゃいかん。
辛抱 辛抱 辛抱 辛抱 辛坊 …
しかし、救いはS主将もK顧問もそれなりにできた人々だったので
1年生は雑用だけ、どいうことはなかった。
時間の空いた時にK顧問は1年生を集めて打撃指導をしてくれたり、
時にはS主将も1年生のノック入りを許可してくれた。
この頃は、まさに上下関係がビシッとしていた。
「体育会系の部活動」って感じだった。
だから耐えられたんだ。
それなりに楽しんで部活をやれていたんだ。
そう、この頃までは‥‥‥(ここ重要)
(次項に続く)