【軌跡】
□黎明期後半:中3秋→卒業
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引退してから1ヶ月たった 8月上旬 夏休み
さすがのシベ面も受験体制に入りつつあり
夏期講習に勤しんでたりもする。
が、野球は好きなの。
そんなわけで時々は集まって野球するのねん。
道具もあるんだから。
かんとくらは丘珠公園というところで野球をやる。
かんとくや主将やこーじが所属していた少年野球のホームグラウンドだ。
当時はケータイを持っていなかったため、連絡網を作り
人を集めて練習開始。
軽くアップをしたら守備特訓の始まりだ。
ノッカーは、かんとく。
かんとくのノックは好評だ。
相手がエラーしたらキレる。
取っても悪送球をしたらキレる。
エラーしなくてもタラタラしてたらキレる。
そして打球を打ち込む。
これから逃れる方法はひとつだけ。
しっかりとる しっかり投げる しっかり戻る
この一連の流れを徹底するだけだ。
怠慢なプレーは怠慢な人間を形成する。
野球には常に真摯に。
シベリアーズかんとくのモットーだ。
*これは愛のムチです。普段のかんとくはすごく温厚です
いつしか「鬼ノック」という名が付いた。
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気がつけば、もう冬だ。
受験だ!受験だ!!
どの高校に行くか…
人生で最初の重要な選択だ。
間違った道を選ぶわけにはいかない。
かんとくは決めた。
ーーーよし、俺はあそこに進学しようーーーー
シベ面とはここでお別れだ。
さみしくなんかないわ。
自分で決めたことだもの。
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2004年3月3日 高校入試 本番
普段の実力を97%くらい発揮するかんとく
意外に本番に強い傾向がありつつあるかんとく
精一杯頑張った。
あとは結果を待つだけーーーーーーーー
かんとく「あいつら、ちゃんと解けたかな…」
(次項に続く)