空の瞳

□第5話
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アイツの震えた瞳が、怯えた瞳が、目蓋に焼き付いて離れない。





学校で喧嘩なんて、俺の中では日常茶飯事。





女だから。





ただそれだけの理由であんな顔をしていたなら、別にいい。





関係ない。





だけど厄介なのは、そんな瞳をさせてしまっているのは





“俺”だっていうこと。













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