SS.PARALLEL ♯1

□♯SpinOut『ヒデトと嫉妬と日曜の夜〜後編』
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※性的な表現が含まれています。自己責任で。

ヒデトは、そのままころんとテーブルの上に転がされました。
ヒデトの小さい手は、両方ともヒロミの大きな掌に掴まれて動けません。

笑顔の…でも、瞳は真面目に引き締まったヒロミに、上から見下ろされて。
ヒデトの心臓はドキドキと忙しなくなりました。


**********************


ヒロミの空気がいつもと違う事に、ヒデトは気付きました。
両手を押さえ込まれたまま、ヒロミの顔が近づいてきます。

ヒロミは、ヒデトのぷくんと膨らんだ口唇を優しく含みました。

「ゃ…!」

突然のキスに、ヒデトが小さな悲鳴を上げます。
ヒロミはそれに構わず、僅かに空いた隙間から、
蛇の様な舌をヌルリと口腔へ滑らせました。

「っ…ふ。」

同時に息のような声がヒデトの鼻先を抜けていきました。
ヒデトは苦しくて、拳をきゅっと握りました。

柔らかい部分を、ぺろぺろと何度も撫でられます。
逃げても逃げても、ヒロミはヒデトを追いかけてきて、
その頼りない、小さな舌を啜りました。

ヒデトの舌が、甘くとろけていきます。
奥から艶やかに溢れる唾液を、
ヒロミは丁寧に丁寧に絡め取りました。

そんなヒロミの巧妙な舌技に、ヒデトは頭をとろんと溶けていきます。
 

気持ち…いいのにゃ…。


口を離した後、ヒロミはくすっと笑いました。

「…ケチャップ味。」
「にぃ…?」
 
ヒデトの口唇には、さきほどのスパゲティの味が残っていたのでした。

「可愛いよ、ヒデト。」

飲み込め切れなかった唾液で、濡れたヒデトの口唇を、
ヒロミは親指で、きゅっ、と拭いました。

「お口以外にも、キスしていい…?」
「に、…にゃ…」

至近距離で微笑まれて、ヒデトはぽっと頬を赤くしました。
それを、ヒデトの承諾と取ったヒロミは、
ヒデトの幼い膝小僧に、ちゅっと口唇を当てました。

「ふに、…!」

次に、ふっくらとした内腿の上を、ヒロミの舌先が滑っていきます。

膝小僧から、ヒデトの柔らかい内腿に向かって、
ヒロミの口唇は、どんどんと危うい場所へと移動していきました。

「にゃ、っ…ぅん…!」

足の付け根ギリギリの場所に舌を這わせられ、
その、くすぐったさにヒデトはぴくぴくと反応を繰り返しました。

次に、ヒロミはヒデトの裾を首までたくし上げました。
そして、胸元で若桃色に色づく、愛らしい肉芽を口に含みました。

「ふ、ン…!!」

ヒデトは甘い声をあげて身をよじりました。
ヒロミはヒデトの腕を握る力を強め、自分に逆らわぬよう、縛りつけます。

「ぁ…ひ…ろみ…!」

そして更に舌先でそっと突付くと、たちまちその果肉は硬くなり、
仔猫とは思えない程、艶やかに熟れ始めました。

その変化に、ヒロミは身体の底からの奥深い官能を覚えます。
子ども特有の、脂肪のついた柔らかな肌の上で、
ヒロミはチュッチュッと、小鳥の鳴き声の様な音をたてていきました。

「にゃ、…にゃぅう…。」

お口以外に、キスされるのって…こんなに気持ちいいんだにゃ…。

大好きなヒロミに、胸とお腹にいっぱいキスされたので、
ヒデトの力は、すっかり抜けてしまいました。

その、くてんとテーブルに身体を預けきっているヒデトの足を、
ヒロミは持ちあげて、その下腹部を覆う衣服を全て剥ぎ取ってしまいました。

「っ、や、にゃ…!、?」

お風呂でも無いのに、突然、下半身を丸裸にされて。
恥ずかしくなったヒデトは、
その大事な部分を隠そうと慌てて内腿を閉じました。

しかし、ヒロミはそれを許しません。
片手でヒデトの膝小僧を掴むと、そのまま外側へと倒してしまいました。

「あ…っ…!」
「隠しちゃ駄目。…ちゃんと見せて?」

仔猫が、大人の力に敵う筈はありません。
ヒデトの可愛いモノは、煌々と点る灯りの下で、ふるりと揺れました。

「や…ひ、ろみ…何で、そんなに…見るのにゃ……?」

ヒデトは恥ずかしくて、嫌で堪りませんでした。
しかし、ヒデトはその幼い箇所の形を、むくむくと変え始めていました。

 
意地悪されている筈のに、どうして身体がカッカしてくるのでしょう。

ヒデトは分からなくなって、またぺしょりと顔を歪めました。
頭が混乱してしまい、泣き止んだはずの涙がまたポロポロと零れます。
鼻も、ぐすぐすと鳴り出してしまい、せめて泣き声だけでも聞かせまいと、
ヒデトは、はむ、と。袖を噛みました。


「………。」

それを見た、ヒロミの頭の中は大変な事になってしまいました。


着衣はパーカーと靴下だけで、(しかも自分チョイス/笑)
ヒデトの身体の殆どは、露わになっているのです。

場所も、テーブルの上で、とか。ベッドや寝室では感じられない、
余裕の無さと禁断さを感じるシチュエーションです。

そして極めつけ。ヒデトは泣いてしまったのです。
しかし、泣きつつも。惚れた自分に全てを預けてようとしてるのです。


マズイなぁ…。とヒロミは思いました。


いや、でも誤解しないで下さいね。
ヒロミの「マズイ」は『泣かせてマズイ』じゃなくって、
『もっと酷いことして、ヒィヒィ泣かせてやりたくなってきた、マズイ』の、
ちょっと賛同しかねるドSな「マズイ」なのですから…。

ツネにこっぴどく叱られたばっかりだったから、自制してたのに。
しかし、その自制が仇になっていました。

ヒロミの欲求不満は爆発寸前。
否、もう遅い様な気もしますが…。


ヒロミは心の中で、両手を合わせ『頂きます』と呟いた後、
ヒデトの幼い起立を、口内にチュルリと迎えました。

「ア、…!!」

ヒデトの目が見開き、涙が弾けます。
しかし、ヒロミは目を細めると、音をたててヒデトを吸い上げました。

「あ、やっ、…にゃぁ…!!」

まだ熟れきらぬ、肌の感触。
青さの残るそこは、突いても、吸い上げても、
その弾力は崩れることはありませんでした。

「っ…ア、ァッん…変、にゃ……!!」
お腹なんて痛く無いのに。どうしてヒロミは治療しているのにゃ…?

ヒデトはただただ困惑していました。
以前やった、ミルクを出す治療を施される意図がヒデトは分かりません。

「あぁ…あ、…離して…はな、してにゃ…!!」

しかし、ヒロミのテクにヒデトが抗える訳もなく。
ヒデトは、熱い息を繰り返しながら、
ヒロミの口内にピュクク…と幼い精液を弾けさせました。



「はぁ…は…。」

涙と快楽でぼんやりしているヒデトの目の前で、
ヒロミは自分の掌に、ヒデトの精液を吐き出して見せました。

「…!」


それでヒデトは、ようやく気づきました。

ヒロミが、「あの時」のヒロミになっている事を。


「まだ量が少ないね…?」

ヒロミは指についたソレを、妖しくペロリと舐めました。
それを見たヒデトの頬は、カッと赤く火照りました。

心臓がドキドキと早鐘を打ち始めます。


会いたくて、焦がれていたヒロミでしたが、
ヒデトは、同時に恐怖も感じていました。


「ひ、…ろ…?」
「もう一回出そっか?」

ヒロミは無邪気ににこりと笑うと、
達したばかりのヒデトの雄を再度口に含みました。

「にゃ…!?待っ…待ってにゃ…!アァ…!」

ヒデトはもう少し休みたくて、ヒロミの頭に手を伸ばしました。
しかし髪には触れたものの、ヒロミはその手を取って、
机上に両方とも押さえつけてしまいました。

「ひ、ろっ、…ん…あぁっ…!!!」

ヒロミはそのまだ敏感な先端を、舌のザラザラで擦り続けました。

今までの「治療」に比べて、その二度目の「治療」は、
気が狂いそうなほど、身体が熱くなっていきます。

「あ、痛っ、…い、た…っ…!!!」

ジェットコースターが真っ逆さまに落ちていく感触と似ていました。
急速で、過激で、ヒデトの頭は行為に追いつけません。

「ぁ、…にゃ…!こん、な…っ…にゃぁ…っ…!!」

痛くて、苦しくて、でも少しだけ気持ちよくて。
ヒデトは、おかしくなる不安と恐怖で泣き叫びました。

しかし、ヒロミは止めてくれません。
逃げでも逃げても、ヒロミは物凄い力でヒデトを引き寄せてきました。

「にゃ、ア、…ひろ、み…!ひろみ…っ…!!」

酷い快楽を与え続ける者の名前を、
恍惚の中でヒデトは何度も呼びました。
ですが、ヒロミは笑うばかりで舌を止めようとはしません。

ヒデトの背中に二度目の絶頂が走り抜けてきました。
早急に、こんな短時間で連射させられるなんて。
ヒデトは初めての強い快楽に、ガクガクと膝を震わせました。

「にゃ、ウ、…んーーーーー!!!」

浮いた背中で、ガタガタとテーブルを鳴らしながら、
ヒデトはヒロミの口内に、再び精を解き放ちました。

「にゃ、ぁぁ…。」

ヒデトの頭は、割れるように痛みました。

それもその筈。只でさえ、免疫の無い行為です。
疲労もそれなりの時に、二度もイかされたのですから。

しかし、すっかりS心に火が点いてしまったヒロミは、
それでもヒデトを休ませる気は更々無いらしく。

ぐったりと横たわるヒデトを、今度はくるりとうつ伏せにしました。

「な…んにゃ…?」
「後で分かるよ。…ほら、お尻こっちに向けて?」
「あ…。」

手を付かせ。膝を立たせて、尻を突き出させ。
ヒロミは、まだ快楽に震えるヒデトを、
無理矢理四つんばいにさせました。

「ひろ、み…俺…もう疲れたのにゃ…。」
「ん?まだダメだよ。もう少し我慢して…?」

疲労困憊のヒデトは、休憩を強請りましたが、
聞き入れてもらえませんでした。

何をするんだろう、とヒデトが痛む頭で試行錯誤していると、
お尻の穴にヌルリとした感触が走りました。

「ヒ…!!」

生温かく、柔らかいものがヒデトのお尻を濡らしていきます。
それに驚いたヒデトの咽喉が小さく悲鳴を上げました。

そのヌルヌルの正体はヒロミの舌。
それに気付いたヒデトは、羞恥にカッと顔を焼きました。
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