独り言

□灰色
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――


真っ暗な空に水の音だけが響く


僕は顔をあげる。
冷たい雨、でも心地よくて…

僕は両手を広げた。


雨は穢い僕を、醜いものを、全てを、洗い流してくれるような気がしたから..

キモチワルイ



肚の底から逆流してくる異物。

―益々気分が悪い…



木の根元へと座り込み真っ暗に染まった空を見上げる。


こんな灰色の世界で生かされている意味は何…?

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