短編
□Trick or...
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今日は何故か朝から騒がしかった。
トリックなんたらって声が聞こえてきたり、
ロックオンの悲鳴が聞こえてきたり(あ、これはいつもか)。
・・・今日って、何かあったっけ?
とは思ったけど眠かったからスルーしてもう一回寝ようとしてたワケなんだけど、
「・・おいアレルヤお前いつまで寝てんだよ。いい加減起きろ。」
ってハレルヤに布団剥ぎ取られたから起きることにした。
正直、気を抜いたらすぐにでもその場で寝そうなんだけどね。
「・・・おはよう、ハレルヤ。」
寝起きの少しぼやーっとした頭で言ったら、
ものすごく間抜けな声になった。
(うわーかっこ悪いな)(でもいいか。ハレルヤだし。)
そうしたらハレルヤがため息をつきつつ言う。
「シャワー浴びてこい。」
あ、命令形。まぁ今更だけど。
「うん。そうする。」
僕は頷いてシャワールームに向かった。
後ろでハレルヤが何かを企む様笑ったのに、
僕は気づかなかった。
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