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□空耳祈譚
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よしこ公演 其ノ他
「空耳祈譚」




怪談「耳なし芳一」×劇団よしこ

「耳なし芳一」は小泉八雲の小説『怪談』に取り上げられ、以来さまざまな作品にも扱われるなど、いつの世も人の心をとらえる魅力にあふれた怪談のひとつである。
盲目の琵琶法師の奏でる音色は、生きているものは勿論、霊をも魅了する。
そしてその音に導かれ、一人の亡霊が現れる……


暗闇の中に灯る、かすかな光のように、誰にも聞こえないはずの声が、確かに誰かに届く時、闇と光が溶け合う、向こう側の扉がそこにひらく。


よく知られた話の姿を借りて描く
よしこ版「耳なし芳一」。

―――もうひとつの「耳なし芳一」―――






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