過去の作品
□楽屋
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よしこ公演 其ノ二十三
「楽屋
―流れ去るものはやがてなつかしき―」
ここは舞台の裏 の裏。
華やかな光あふれる舞台のその裏で
今宵の主演を務める女優が出番を待っている。
すぐ隣りでは女達が、鏡に向かい熱心にメークを続けている。
そこに枕を抱きかかえた女がひっそりと入ってくる。
朧に滲む影が、より一層その闇を濃くする鏡の前で
低くささやく声なき声が聞こえている。
いつかやってくるかも知れない出番を待っている、今夜も……
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時を経て今もなお、絶えず上演され続けている
清水邦夫の名作『楽屋』。
上演する団体、役者によって全く違う楽屋が存在し
底知れない懐の深さを感じる戯曲です。
この名作によしこが挑みます。
ねがわくばすべてのよるべなき漂泊びとを助けたまえ
舞台写真
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