短編
□獄嬢LOVE
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*行き着く先に...
多キャラ出演
『暇だな…。』
今日は晴天。
雲一つ無い空が広がっている。
屋上のフェンス辺りに腰を下ろすと、獄寺は空を見上げた。
『暇すぎッと絶対何か起きるンだよな…』
ドドドドドドドッ
バタァァァァァン!!!
『ごーくーでーらぁ!!!』
『げ!野球馬鹿!!』
獄寺の予感は正しく、階段を物凄い勢いで駆け上がってきた山本が獄寺へと抱き付いた。
『ちょ、てめェ離せ!!』
『獄寺良い匂いなのなー♪』
人の話すら聞いちゃいねぇ!!
オマケに頬摺りすンな馬鹿!!!
『あれ、獄寺君?』
『10代目!』
其処へタイミング良くツナが現れる。
獄寺は縋るかの様に、ツナに助けを求めた。
『山本獄寺君嫌がってるよ?
離しなよ、ッてか離せ。』
『まぁそう怒るなって!』
目が笑っていないツナに対し、笑っているのに黒いオーラが見える山本。
そんな二人を獄寺はハラハラしながら傍らで見守っていた。
…するとそれに追い打ちを掛けるかの様にさらなる刺客が現われた。