短編
□君だけに…
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『だって僕は隼人ッて言うけど君はいつも雲雀じゃない。
まぁ僕の下で喘ぐ時にはよ『言うなぁあ!!//』
思わず声を上げる獄寺に雲雀はムスッと顔をしかめながら獄寺を見る。
『ねぇ呼んでよ隼人…』
『ッ…』
いつもより真剣な瞳を獄寺にと向ける。
すると、獄寺は俯き僅かに聞きとれる程度の声で呟いた。
『…きょーや…』
ボソッと呟かれた言葉はあまりにも小さくて。
それに雲雀は耳を疑った。
『…何、聞こえなかったよ』
『ッてめ…馬鹿恭弥ッ…//』
…嗚呼これだよ、僕が聞きたかった僕の名前―…
その言葉に僕は思わず抱き付きキスを交わした。
これで一歩前進だね、と雲雀はフッと微笑んだ…。
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