How that TMNT?

□★レザーヘッド★
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レザーヘッド


二足歩行の巨大なワニ。
武器となるのは強靭なアゴ、尻尾、それら肉体が中心。

彼もまたタートルズやスプリンター先生と同じく、ミュータンジェンによって心身共に変異したクロコダイルのミュータントである。

ただ、彼の場合違っているのはその経緯。

彼はまだ普通の仔ワニだった頃、
心無い人間にペットとして買われた後に飽きられてトイレに流されてしまった。

下水道に流れ出た彼をNYで秘密裏に生活していたユートロム達が拾い、共に生活をしてゆくこととなる。
その生活の中で実験中に流れ出たミュータンジェンに触れてしまったのだ。

ミュータント化した彼はドナテロと等しいほどの非常に高い知能を身につけ、ユートロム達の科学開発に一科学者として参加する。

このユートロム達との生活は豊かで幸せな時間だったと振り返るほど、
彼にとっては満ち足りた日常だったようだ。

だがある日、ユートロム達とビル内で開発した時空移動装置を巡って攻め入ってきたシュレッダー達フット団と、そこをエイリアンの潜伏地と勘違いして攻撃をしかけてきた人間たちによってビルは消滅。
この際ユートロム達は時空移動装置を使い、母星へ脱出することによりNYから消え去ってしまう。

飼い主に続いて家族同然だったユートロムを失うことで彼の心は傷つき、深い孤独感に陥ってしまう。

そこに追い討ちをかけるように、シュレッダー達は彼を捕らえると実験体としてだけではなく、ユートロムと深く関わっていたことから酷く拷問し続けた。

この出来事により、彼はトラウマという言葉ひとつでは表しきれないほどの心の闇を抱いてしまう。

タートルズと共に行動するようになってからも彼は自身の感情がコントロールできず、ほんの些細な言葉の端や行動のひっかかりによってキレてしまい、一時的にどうしようもなく凶暴になってしまうのだ。

ひとしきり暴走してから落ち着いた後の彼は、暴れていたときとは対照的に一人では立ち直れないほどに落ち込む。

彼の持ち前の優しさのせいもあるが、残虐な体験と心の傷から生み出された大きな自己嫌悪や罪悪感、悔しさ、寂しさ、劣等感…それらの感情が一気に押し寄せるのだ。

このことを誰よりも理解してゆくタートルズ達。

どう気持ちを示せば良いか、どのように接していけばいいかを共に生活しながらお互いに学んでゆく。

拒んでも、懲りずに自分をかまってくれるタートルズ達をレザーヘッドも本気で突き放したりはしなかった。

家族も仲間も一度失ったレザーヘッドは非常に愛に飢えており、彼も理解してくれる仲間は必要だったのだ。

幾多の障害を乗り越えながら共に生活を重ねるうち、レザーヘッドの興奮状態に陥ったときの行動は徐々に変わりだす。

興奮状態にありながらも敵味方の分別をつけれるようになり、そのときのパワーのやり場もコントロールできるようになってきたのだ。

これはスプリンターに学び育てられ、互いに違う個性を持ちながらも認め合いながら成長してきた兄弟同士である彼らだからこそ
成しえたことではないだろうか。

現在は日常における些細な接触が分散できるように同地下内に見つけた廃施設に一人暮らしをしている。

いわば、隣近所の住人になったのだ。

そこのスペースを利用して自分のラボまで設けたわけだが、
ここを利用してドナテロとの良い連携、またはドナテロが不在のときの頭脳班としてタートルズを助けれるようになった。

パワーもあり、頭脳明晰、そして紳士(!)

彼を傷つけ怒らせさえしなければ、これほど心強い味方もいないだろう。

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