◇TMNT◇

□Behind my back≠(後編)
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「…」

DVDにも見飽きて、他にも面白そうな番組がなくなり

気をそらす対象を失ったラファエロはいよいよ苛立ちがつのってきた



(あの二人は何やってやがンだ?)



ミケランジェロだけが遊びほうけるホール内

レオナルドは戻ってこないままで、
先程になって何故だかスプリンターだけが自室からドナテロの部屋へと入っていったのだ




気になって気になって…




(爆発すんのも時間の問題だぜ)

心でひとりごちて舌打ちすると、やっとスプリンターが出てきた


が、やはりというか、レオナルドの姿がない


そこがまた気に食わなくて、ドナテロの部屋の扉をソファに踏ん反り返って座ったまま睨み付ける









「ええー?
どうしてー?
オイラだけー?」

「日頃の怠けが今ロスタイムとなっただけじゃ!
つべこべ言わずについてくるでちゅう」

ミケランジェロとスプリンターの声に目をやると
どうやら個人的にミケランジェロを修行に連れて行くらしい

(珍しい…、というか)

怪しい、と薮睨みを利かせていたらスプリンターがクルリとこっちを見た

内心どきっとして目を見開いていると

「ラファエロ、お前にはじきにレオナルドから連絡が来る
それまでここで待機しておれ」

「はぁ?
なんで…」

言いかけを、でちゅう…と師匠スプリンターに唸り返され
低い声で「…わかりました」と黙るラファエロ



「ゆくぞミケランジェロ
こらっ、スケートボードは置いていかんか!」

杖でボードを叩かれ頭も叩かれたミケランジェロ

誰に聞かせるでもない文句云々を口にしながら、スプリンターと外へ出て行った



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