BL
□日常
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「雲雀ー!!」
僕の名前を呼ぶのは
もう24歳なのに
無邪気な笑顔を振り撒く
山本武
「何?」
「んー…用は無いんだけど、雲雀が歩いてるの見かけたから」
「あっそ」
君って本当に恥ずかしい奴
「一緒に食堂行こうぜ!」
そう言って手を握られた
「馬鹿…離しなよ」
「いーじゃん!あ…雲雀の手って綺麗だな」
ほら
恥ずかしいことばっかり
言う
こんな発言をされるたびにドキドキするなんて
死んでも言えないけど
だから
「好きだから…」
「え?」
「僕は君の大きい手が好きだから//」
だから
時々
こうやって
君への気持ちを
遠回しに伝える
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