SkyMoon
□SkyMoon
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と、いうわけで
「久し振りですね・・」
たぶん、夫婦になってからはじめてのイタリアでのデート
「うん。あそこに行こっか」
あそこ、とは
私たちが結ばれた思い出のレストラン
「はいっ!」
私は、うれしくなってツナさんの顔を見たが
ツナさんは何とも言えない苦い顔をした
私は気付いたが言えなかった
「いらっしゃい!!」
思い出のイタリア料理店につくと
おばちゃんが笑顔出迎えてくれた
「久し振り!!」
思わずおばちゃんに抱きついた
「結婚式以来だね」
おばちゃんと少し会話を交わして
私たちは席に着いた
「ツナさんは何にします?」
と聞くと黙ったままのツナさん
「・・・さっきからどうしたんですか?久し振りのデートなのに・・・」
私が涙をこらえながら言うとツナさんは我に返ったように私を見た
「っつ!・・ごめん。」
ツナさんは謝り
「やっぱりさ、俺は紗耶香をマフィアの世界から遠ざけれないのかな・・・」
珍しく自信なさそうなツナさん
「俺は・・紗耶香と離れるとか別れるとか絶対にできないから・・・だからせめて紗耶香は・・」
なんて言うツナさんにイラっとした
「何言ってるんですか?ツナさんは!いつもいつも一人で抱え込んで・・・私は守られる女性なんかじゃない・・・・だから、ツナさん以外は何にもいりません」
いつもとは形成逆転。
私はツナさんに少し強く言った
「紗耶香、ありがと。今回のことで、白蘭に紗耶香が触られるのを見て・・・ムカついたし、悔しかった」
そんなツナさんを見て頬が緩んだ
「ありがとうございます。私はそう言ってくれて嬉しいです。けど、今度からはパーティーとかには私も連れていってください!!私だってボンゴレ婦人ですからね?」
ニコっと笑いながら言うとツナさんは一瞬、嫌そうな顔をしたが
「しょうがないなー・・。(紗耶香をあんまり見せびらかしたくないけど)」
と、言ってくれた
「心配しなくてもちゃんとレディーとしてふるまえるようにがんばります!!」
相変わらずな天然ぶりを発揮した紗耶香を放置しておいて俺達は料理を口に運んだ
「おいひーVv」
久し振りに見た紗耶香の笑顔
「たまにはいいよね」
そう言うと紗耶香は元気に返事をした
そんなとき電話が鳴った
「ん?はい」
するとリボーンがすごい勢いで
「なにしてんだこのダメツナ!!!早く帰って来い!!!」
耳がキーンとなりながら
「今、紗耶香とゆっくりしてるから邪魔すんな。糞家庭教師」
ブチっと電話を切った
「というわけで、今からどっかで愛を確かめ合おうか?」
というと
「今すぐ日本にかえりましょうか?」
と紗耶香は席から立ち歩いた
「ゆっくりヤれるの久し振りじゃん」
というと
「昼間から何言ってるんですか!?///」
と、俺をおいて歩き出した
しかし、少し歩いてから振り向き
「早く二人で仕事を終わらしてから・・・・ですよ///」
と、顔を真赤にしながら言う紗耶香が可愛いくて
「ホントに可愛い奥さんだね」
とつぶやき紗耶香を追いかけた
(紗耶香もなかなか・・ね)
(な///どういう意味ですか!?///)