捧げてみたり 頂いてみたり

□鼻血とメイド服と妄想と
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「けれどいったいなんなんでしょう…私たちこのあとどうすればいいんでしょう…」

姫路さんの声が聞こえてくる。

「まさかこんな簡単に騙されるとは思わなかったがな…」

雄二はいつのまにか起きて会話に参加していたし

「……偶然を装って教室に入る。」




…ということで鼻血が止まらないムッツリーニ率いる僕らはFクラスに入る。

「あああっアキ!」

「ふぇ、なんで明久くんたちがっ?!」

「…雄二、どう?」

Fクラスに入ったとたん方向転換の雄二とそれをおいかける霧島さん。

「明久よ、…これはどういう意味じゃっ!ワシは男」

「ああ姫路さんたち、はなせば長くなるから今日のところはかえろうか」

「ワシは男じゃ!」

「明久くん、ちゃんと説明してくれないと嫌です。」

「そうよアキ、どうなってんのよ!」


「ワシは」

「まあムッツリーニ君からメイド服渡された時点で大体予想はついてたけどねっ♪」

「ワシは」

「大丈夫だよ、秀吉。すごくにあってる」

「…だからワシは男じゃと言ってるのじゃ…」


何故か落ち込む秀吉、僕に迫る姫路さんと美波、カメラに向かってポージングを続ける工藤さんと鼻血を吹きながらもシャッターを押し続けるムッツリーニ、遠くから聞こえる雄二の叫び声。

今日は平和だ。


…ただメイド服姿がみたかっただなんて言わない方が吉、だと思う。


END

(雄二までどうして協力したんじゃ?)
(…保健体育の教科書と引き換え)
(またお主ら…)
(…ちなみに霧島がメイド服を着てきたのは雄二の告白とともにメイド服を渡したから)
(ムッツリーニ…いったい何を)
(カチッ「翔子、そのメイド服をきて2-Fに来てくれ、結婚しよう」…これを雄二の電話から)
(それだ!最近翔子が約束したっていってるのは!ムッツリーニよくも!)



おしまい
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