捧げてみたり 頂いてみたり

□鼻血とメイド服と妄想と
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「…メイド服調達」
「よし、よくやったムッツリーニ」
「……簡単に騙されるほどバカじゃないと思うが」
「…大丈夫、勝算はある」


ある晴れた冬の日、私立文月学園2年Fクラス教室。

メイド服5着を囲む男3人。

勝負は放課後。



戦いが今、始まる!











「姫路さん姫路さん。」

「あ、はあい明久くん。どうしましたかあ?」

日直だから、と日誌を渡し職員室から帰ってきた姫路さんを教室の前で捕まえる。

「ちょっとお願いがあるんだけど…これ、着てくれないかな?」

とメイド服の入った袋を手渡す僕。

「あの、よかったら美波にもわたしといてくれない?」

別にいいですけど、コレなんですか?と紙袋を除く姫路さん

「じゃ、」

中身がバレてしまっては僕に被害がでてしまう

「って、明久くん!これどういう意味ですかあっ!」

ごめん、姫路さん。ゆるしてくれ。


僕は階段をかけおりた。
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