捧げてみたり 頂いてみたり

□告白とヤキモチと限界と
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「アレ、は告白くさいわね。」

島田が顎に手を当てふんふん、と頷く。

「そうじゃの、霧島は外見も頭もよいからの」

「性格は崩壊してるがな」

今日の朝も鬼ごっこをしてきたばかりだ。釘バット付属の。

「雄二、そんなこといってほんとは悔しいんじゃないの?」

明久がドを付けたいぐらいのアホ面で聞いてきた。

「んなわけあるか、」

当たり前だ、明久はえー雄二うそだーとか言いはじめたが姫路の弁当の卵焼を口につめこんでやる

「雄二、キサマ、裏切っ……」(ぱたん)



「…これは…告白」

「土屋君、もうちょっと音、大きくなりませんか?」

「……これが限界。」

やけにしずかだと思ったらムッツリーニがどこから出したのかパソコンを操作していた。

パソコンからは男女の声。

「…いざというときのため校舎中に隠しておいた盗聴器が役に立った。」

「そのいざというときっていつよ、っていう質問は野暮ってやつよね」

ムッツリーニがパソコン操作、秀吉、島田、姫路がそれを囲むように耳を傾けていた。

「雄二は聞かぬのか?」

秀吉が俺のスペースをあけてくれたのでそこに陣取ると俺もパソコンから聞こえる音声に耳を傾けた。
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