11/29の日記

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悔しい日
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今日は悔しい思いでいっぱいでした。

中学高校じゃあるまいし、内申点なんて欲しくないよ。実力で認めてもらいたいよ。便利なだけの演奏者なんて、そんなの本当の演奏者じゃないじゃん。音楽じゃないじゃん。


わかってても悔しいこととか、わかってても悲しいこととか。
素直に受け入れられない心の弱さとか、いっそ落としてくれたらよかったのにって思う心の弱さとか。

そういう情けないものが胸に沢山込み上げてきて、人がいるとこでは絶対泣くもんかって歯くいしばってたけど、ひとりになった帰り道、涙が止まらなくて、家に着いたらもっと泣けてきて、涙ってこんなに出るんだ、なんてビックリしながら泣いた。

確か今年の1月も、本番で上手く弾けなくて、家で号泣したっけ。もう伴奏なんかやめようって思ったりしたっけ。
でも、今のほうがずっと悔しい。ずっと悲しい。


自分の性格が良いなんて思ったことはないけど、今までの関わりがもし私のこの性格で選ばれてたのだとしたら、はたして私はちゃんと音楽をしてきたのだろうか、と怖くなりました。私の音楽は認めてもらえてなかったのだろうか、と悲しくなりました。


必要とされるならいくらでも力になりたいと思ってきたけど、音楽では満足に支えられないことに今さら気付いて、情けないやら不甲斐ないやらです。あまりにも無力でした。


私のせいで先輩が何か言われたらどうしようとか。
私のせいで先生に迷惑かけたらどうしようとか。
私のせいで誰かの音楽を台無しにしちゃったらどうしようとか。

そんなこと思ったら、何も出来なくなっちゃうから。きっといろんな人に迷惑かけて、傷つけて、それでも続けてゆくしかないのです。




レッスンで先生に「あなたみたいな性格の人は好かれるから」と言われて、なんだか悲しかった。そんなことを褒められたいんじゃないよ。イイ子だって言われたいわけじゃないよ。音楽で認めてもらえなかったら、なんのためにこの十数年頑張ってたきたのかわからないよ。

本番が終わってから「音が小さすぎて、あれじゃいくら歌い手が頑張っても全くだめ」と言われて、悔しかった。先輩頑張ってたのに、私が活かせてあげられなかった。先輩に謝る時、泣きそうになった。


「院に行くこと決まってから、パパ仕事頑張りだしたよ」と母に言われて、涙が出た。申し訳なかった。私、本当にこの道でよかったのかなぁ。ちゃんとピアノ上手くなれるかなぁ。生活していけるかなぁ。



…ほんと、泣いてばかりです。

「先生にお礼なんか言わなくていいじゃない。その代わり沢山練習して上手くなることが、あんたに課せられた2年間の義務なんだと思いなさい」と母に言われ、改めて力が欲しいと思いました。実力をつけたいと思いました。本当の意味で、人に認められたいと思いました。


悔しさを悔しさのまま終わらせたくない。
悲しさを悲しさのまま終わらせたくない。

これから先、どんなに自分の力の無さを思い知らされても。どんなに不安や焦燥に苦しむとしても。

いつか絶対上手くなってやるんだって、いつか絶対見返してやるんだって、しがみつきながらでも進みたいです。

惨めでも、恥ずかしくても、どんなに無様でもいいから、諦めたくないです。

本当に本当に、凄く悔しかった1日でした。涙で目が痛いけど、この痛みが消えなければいいのに。この悔しさを忘れないように、ずっと痛ければいい。


…今日みたいな日だって、神様から与えられた大切な日。自分の愚かさに気づかせてもらった日。ちゃんと意味のある日。


こんな私でも、必要とされるのでしょうか。
たぶんずっと寂しくて、満たされなくて、でも音楽でなら人と繋がることができるから続けてきた部分もあるように思います。勉強もスポーツも出来なくて、ほかに取り柄なんてなかったから、何かひとつすがれるものが欲しかったんだと思います。

これからはそうじゃなくて、ほんとに、ちゃんと音楽のために生きたいな。
誰に必要とされなくても、私が心から音楽を必要としたい。

早く、一刻も早く、甘えを捨てましょう。
私が変わらなければ、音楽は変わらないのです。

りこ

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