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□さよなら
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小さなさよならを
もう何度も
あなたと交わしたのに
その度に心が痛む私は
嘘でも嫌だったの
さよならと言うのが
当たり前の挨拶が
いつかは本当になるから

耳をすませても
聞こえぬ場所に
あなたは行く
私を忘れて

手を伸ばしても
届かぬ場所に
あなたは行く
私を残して


手放す勇気は
無いくせに
近づくことも出来ず
会う度に心が乱れる私は
嘘でもよかったの
好きと言われるなら
報われない恋だもの
清らかな愛じゃなくていい

耳をすませたら
声が聞こえる
そんな距離で
生きてみたかった

手を伸ばしたら
その背に届く
そんな距離で
恋をしたかった


バイバイ、バイバイ
忘れたいくらい
ずっとずっと
好きだったの

バイバイ、バイバイ
そう言えないまま
あなたとは
さよならなのね


耳をすませても
聞こえぬ場所に
いる人を愛した
私が悪い

手を伸ばしても
届かぬ場所に
いる人を愛した
私が悪い

小さなさよなら
いくつ重ねても
慣れないのは
まだ好きだから
小さなさよなら
その先に待つ
本当のさよならを
私は知らない

知りたくない
知りたくない

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