桜井良捏造妹Series

□ランチタイム☆
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「桜井君!ちょっと、いいですか?」
「桃井さん?」
「大ちゃんの事でちょっと」
「青峰サンの事!?」
「そう。桜井君、屋上…行きましょっか!」
屋上に出ると、外は青空で…心地よい風が吹いて太陽も眩しい。
思わず俺は眼を細める。
「ここにしよっか!」桃井さんはレジャーシートを敷き出す。
「ああ!スミマセン!ボクやります!」
思わず差し出した手を桃井さんは両手で包むと
「私が誘ったんだもの、いいのよ」と笑顔でさっさと敷き終えてしまった。

「ひゃっ//
も、桃井さん//スミマセン!ボク…ッ!」
意図的ではなかったけれど、女の子と手に触れたのは久しぶりで、俺は変な声を出して顔を背けた。
「あはは!真っ赤ね〜!可愛いっ!!まるで昔の大ちゃんみたい!」
「ええ?あの青峰サンが!?」
「大ちゃんはね〜!ああ見えて中学時代はピュアピュアしてたんですよ!」
「ええ!?想像できません!」
桃井さんはフフッと笑い、少し寂しげに頷くと空を見ながら話し始めた。
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