モンスターハンター 小説

□狩人の居場所
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ひたすらに緑で埋め尽くされ、大昔に建てられたであろう遺跡と、モンスターの巣で溢れ帰っている、ハンターにとって絶好の狩場、密林--

日に照らされた暑い空気と、むせ返るような湿度

そして鳴りやまないモンスターの声

荒れた大地に一滴の汗が落ちる


「・・・いた」

新米ハンターである少年は、生い茂る木々の陰に隠れ、息を殺し敵の様子を伺っていた

敵、今回のターゲットであるモンスターは"ドスランポス"

多数のランポスを率いるランポスのリーダーだ

普段は群れで行動しているが、縄張りに侵入者が来ると一匹で徘徊する


少年はその習性を利用し、待ち伏せをしていた

「今だ---」

彼は背負っていた弓、ハンターボウを構え、矢を引き絞る


『ギリギリギリ--』

ドスランポスはまだこちらに気付いていない

ドスランポスが足を止め、隙ができた瞬間を見逃さず、すかさず矢を放つ

カシュン--と、爽快な音とともに矢が風を切り、一直線にターゲットへと向かい

ドスランポスに刺さり 鮮血が飛び散る

「グギァア!!」

ターゲットはこちらの存在に気付き、走ってきた

少年はもう一度ドスランポスに矢を放ち、一度距離を置く

初発の矢には毒瓶をセットしておいた為、ドスランポスは毒により徐々に体力を失う

距離を十分に離した彼は、一気に畳みかける為、強撃瓶をセットした

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