孫小説

□◆口づけの味《夜若×リク》(2010.2/13up)
裏なし
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今日はバレンタイン。
今年のバレンタインは日曜日だから金曜日にごく数名の女の子からチョコをもらった。全部、いつもの雑用に対してのお礼みたいなもの。

家に持って帰ると夜が不思議な顔をした。


「なんだこれ?」

『バレンタインチョコだよ。』

とバレンタインの説明をすれば、どうも面白くないという顔をしている夜に

『君だってどうせ。女妖怪から僕よりいっぱい貰えるよ。』


と今日の宿題を始めてしまったリクオをチラリと見ると夜の散歩に出ていってしまった。







当日、朝からまずはつららから二人にチョコがプレゼントされた。

「夜若さま、リクオさま、バレンタインチョコです♪」


とんでもない大きさの箱を一つづつ…中身はホールの外側をスィートチョコでコーティング、飾りはホワイトチョコでメッセージ&似顔絵…キャラデコケーキだ…。その上、アイスケーキ…。


「ありがとう、つらら。でも、食べきれないからみんなで食べようか…。」

さすがにお腹を壊してしまう…。



「「リクオさま!これどうぞ!」」

黒田坊と青田坊が先を争ってチョコを手渡す。
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