02/09の日記

19:02
勇気をだして。
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ある日、ラフィンに初めていらっしゃったクライアント様がおっしゃいました。

「心のキレイな人になりたいんです。」

40代後半のその人は、頬をほんのり染めて真摯なまなざしを真っ直ぐに向けて、決意が固いことを示されました。

キレイな心。
って・・・、どんな状態のことをいうのでしょう。

心に闇が無く、ネガティブな想念に支配されていない状態。
純粋に人を愛することができる状態。

そうなるために、何が必要なのでしょう?
そうなることを何が阻んでいるのでしょう?

自分の中をよく見つめてみましょう。
あなたの心に波風を立て、ネガティブな感情を引き起こしているものは何でしょう?

誰かの言動ですか?状況ですか?

違います。
それらはただ、そこに起こっただけ。それだけ。

あなたの中のトラウマが起こったことに反応して感情が乱れているのです。

自分の中に反応する地雷がなければ、平和でいられるのです。

「どうしてあんなに怒ってしまったのかわからない。」
「どうしてこんなに怖いのかわからない。」
ということが誰にでもあります。

まず、自分のトラウマを見つけて下さい。
あなたのトラウマはあなたにどんな傷を与えましたか?
その傷は人生にどんな障害をもたらしていますか?

それから、そのトラウマを克服して解放され、自由になった自分を想像してみて下さい。

軽やかな自分の姿を。
どんなに晴れ晴れとして、どんなに嬉しいか。
解放感に満ちあふれて胸に愛が溢れてくるでしょう。
太陽に向かって「ありがとう!」と叫びたくなるかもしれません。

そうです。
あなたはその喜びを体験し味わうために、
「心に傷を負う」という「仕込み」を人生の設計図に組み込んだのです。

人生の設計図の大まかな設定は自分で決めて生まれてきます。
その中でどう生きるかは、全くの自由です。

ところが、自分のしかけた仕込みをすっかり忘れているものだから、「どうしてこんな目に合うのか」と嘆き悲しみます。
そして心にふたをする。傷を見ないですむように。

でも待って。
今、勇気を出して心の奥底を見つめてみて下さい。

実は封じ込めたいトラウマにこそ、救いのカギが隠されているのです。

なぜそんな仕込みをしたのか?
何を体験するためなのか?

例えば。
喧嘩の絶えない両親が離婚し、片親に引き取られ、その親に暴力を受け、支え合う兄弟も助けてくれる祖父母もいなかったとしたら?
その子は自分を守るため、固く固く閉じこもるでしょう。
見ない。聞かない。言わない。純粋さを守るため。
辛い状況から逃れるために、自分から目をそらし続け・・・

そして、心を開いた素直な対話が難しい大人になるでしょう。
これは、深い信頼関係を築くことを大きく阻みます。

では、この人が勇気を出して自分と向き合ったら?
自分のトラウマが何を教えてくれているのかを知り、
「体験したかった自分」をやってみたとしたら?

この人は、「人と心を通わす喜び」を全身全霊で味わうでしょう。
他の誰よりも歓喜に満ちて。

「人と信頼し合い愛し合う喜び」という宝物を発見して、安心感を得て、人生を積極的に生きるようになるでしょう。

何の苦もなくできる人にはわからないでしょう。
悲しみや苦しみを体験した人は、より強くより深く喜びを味わうことができます。

そしてその先には、「人の役に立つ」というステージが待っています。
苦しみを知っている者は、苦しんでいる人を助けることができます。
深く共感することができるからです。
深い共感は人を孤独から救います。
そして、どうやって乗り越えてきたのかを話してあげることができます。
あなたは体験の先輩だからです。
「大丈夫だよ。」と言って勇気と希望を与えることができます。

もしかしたら、一人の人生が変わるかもしれない。
ひとつの命が救われるかもしれない。

苦労は役立てるもの。
けして後生大事にしまっておくものではありません。

悲しみの数が多いだけ、救える心も多い。
悲しみの数が多い人は、貯金をいっぱいしたんだと思ってください。

私の心は貯金でいっぱいです。
辛いことの多い半生でしたが、全てはこのお仕事をするためにありました。

辛い体験を「不幸な記憶」という箱の中に閉じ込めて鍵をかけたまま放置して、人生を嘆いて終わらせるのか、

活用して新しい自分を創造し、人のために役立てるのか。

それは自分の自由です。

全くの自由意志です。


あなたはどんな体験をしたいですか?



正直、自分に向き合うのはしんどいです。
自分の嫌な部分に直面しなきゃならないし、それを作ったトラウマを思い出さなきゃならないから。

一人でやってもいいけど、もし誰かが励ましてくれたら頑張れるかも・・・

そう思ったら、ラフィンのワークを受けてみて下さい。

「クリアリング・オブ・ライフ」というワークは、そのために御用意しました。
目からウロコがポロポロ落ちていき、視界が明るくなりますよ。

あなたの「幸せになりたい気持ち」応援します!



 



☆コメント☆
[KUN] 02-11 21:53 削除
またまた失礼致します。私はあれから自分のトラウマについて考えていました。 全てを許す。誰のせいでも無いとサバイバーに向うことにしました。確かに闇の 中にいました。また 闇に自ら身を置き心を閉ざしてしまうかもしれません。でも 本当はそんな自分は 大嫌いです。太陽みたいにぽかぽかしたい、愛したいし愛されたい。その前に愛を知る必要があります。愛はあると思えました。ただささやかな愛に自分は気がつけないのでしょう。自分の核の部分で 今、自分と向き合い 考えていた事なので この言葉を拝見して びっくりしました。 何回も読み言葉の意味を深く理解したいと思いました。
有難う御座います。

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