頼れる姉貴は副船長!!
□第38話
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――………ザパッ
「…、……っ」
水面から出てきて大きく息を吐く間もなく、辿り着いた島の惨状に目を見張った。元は家であっただろうボロボロになった木片、剥き出しの地面、誰のものか想像したくもない血の跡。
俺の足元にある、よく見慣れたオレンジのテンガロンハット。
…そして、
「ゼハハハハァ!」
耳障りな笑い声と、
「――――…」
ピクリとも動かない血塗れの弟の姿。
「…………は、は」
ブツリ、と。
心の奥底の何かが引き千切れるような音が聞こえた。
湧き上がるのは、禍々しいほどの殺意。
「ぶっ殺してやる」
嫌な笑みを浮かべて振り返るティーチを見て、この時ばかりは正確な情報をくれたスモーカーを少しだけ恨んだ。
握った刀がキシリと鳴いた
(だから俺は気付かなかったんだ。)
(まだ薄らと意識のあったあいつが)
(「逃げろ」って言ったことに。)
*・*・*・*・*
お待たせしてしまってすいません!(汗)
てか短っ!!
久しぶりに書いたにもかかわらず短っ!!
そんでもって中途半端すぎる気がしてならないという(´・ω・`)
流石にちょっと短すぎる気がするけど…うん、次の話に色々詰め込めばいいか!(←おい)
もしかしたら次の話は長くなる……かもしれない←