頼れる姉貴は副船長!!
□第33話
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「「……」」
「……あの二人また何かやったの?」
「…放っておけ」
またしても甲板に正座しているルフィとエース。もう面倒臭いなコイツら。
…というかそろそろ本気でコイツらに礼儀というものを叩き込んだ方がいいのだろうか。少しだけ真剣に悩んでしまった。
「キイチ」
「ん?」
「晩飯もここで食うだろ?つーか今日は泊まっていけよ」
「んー…そうだな」
サンジの言葉に頷く。今のところ、俺らの航海は予定より早めに進んでいる。一晩くらい泊まっても恐らく支障はないだろう。
…まぁ、早くティーチの野郎をぶっ飛ばしたい気持ちは変わらないが。
「キイチ!今日はここに泊まるのか?」
「そうだが…正座してたはずのルフィとエースが何でここにいる」
「いいじゃねえか!早く飯食おうぜ!!」
「おいこらクソゴム!まだ飯はできてねぇよ!」
「「めーしー!!」」
「聞けよ!!」
「お前らはまだ正座してろ」
「「えぇえええ!?」」
「自業自得。ほら、甲板に戻れ」
「「うぅー……」」
俺に言われてすごすごと甲板に戻って正座し直すルフィとエース。それを見たサンジは流石だな、と小さく呟いた。
「…大変ね、あの二人が弟で」
「…まぁな」
顔を引きつらせながら言ったナミに同意する。確かにあの二人を弟に持って色々と大変だった(飯とか飯とか飯とか)。だが……
「……あの二人が弟じゃなきゃ良かった、なんて思った事はねぇよ」
「え?」
「…いいや、」
…案外、あの弟達といるのも悪くはないんだよな。
――あ!あの赤い目の奴が来たぞ!
―あっち行け!気持ち悪い!!
…何で?ただ目が赤いだけだろ?
――うわぁ!こっちに来るな!!
―な、何だ!?水が…っうわぁあああ!?
…何で、逃げるんだ?俺はただ…
――近寄るな化け物!!
―うちの子に近付かないで!!
…ただ、話がしたいだけなのに…
――化け物!!
―化け物!!
―キイチの目は綺麗だな!
――ルビーみたいだ!あ、それともリンゴか?
…俺の目、気持ち悪くないのか?
―は?何言ってんだよキイチ
――まさか誰かがそんな事言ったのか!?
―何!?俺のキイチに悪口なんて…っ!!そいつは誰だキイチ!?
…いやお前のじゃないし
――そいつぶっ殺してくるから教えろキイチ!
―いや、ぶっ殺すだけじゃ足りねぇ!縛り上げてからじわじわと…!!
…やめとけお前ら
「…ふふ、」
「あら、どうしたの?」
「ん、何でもないさ」
「?」
「キイチー…!」
「もう無理だぁああ…!」
「…あら、もう根を上げたみたいね」
「ふふ、そうみたいだな」
…さて、足が痺れているアイツらの足でも踏んでやるか。
甲板に響いた二つの悲鳴
((うぎゃあああああ!!))
(…ま、)
(こんなアホな弟達だからこそ)
(守ってやりたくなるんだけどな)
*・*・*・*・*
あけおめです!新年になってから初めての更新です!嘘です!初めては拍手です!皆さんは拍手してくれたかな?☆(←うざッ)
えー…どうも。改めまして、修羅@です。改める必要なかったですね。すみません。
最近更新が遅くなりつつあるというかなんというか…いや、俺がもう少し頑張れっていう話なんですけどね(´・ω・)すいません。
まぁ、そんなこんなで一応ルフィ達と絡ませてはいるんですが……どうしよう。この後の展開考えて無かった…orz
あ。これは補足なんですが、サンジがキイチを普通の男と同じように扱っているのは、キイチが頼んだからです。こんな感じかな?↓
「ルフィのお姉様ー!」
「……落ち着かないから名前で読んでくれ」
「え?」
「あと敬語も無しな」
「えぇえええ!?」
みたいな感じで(笑)
…とりあえず頑張って更新しよう。うん。最低でも二日に一回は更新しないとヤバイな。頑張ろう。
いつも読んでくださってる皆様!本当にいつもありがとうございます!今年も修羅@及び【扉】をよろしくお願いします!!\(^o^)/