頼れる姉貴は副船長!!
□第35話
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「キイチさんって、女性なのよね…?」
「ん」
「ルフィの姉さん…なんだよな?」
「ん」
「ルフィの姉さん…なんだよな?」
「何で2回聞いた」
「いや、信じられなくて…」
「確かに血は繋がってないから顔とか似てないが…」
「「「いやいやいや」」」
「「ふぁあああ……」」
「ぐー……」
そういう問題じゃないから!と手をぶんぶん振るナミとウソップとサンジ。その横では大きな欠伸をするルフィとゾロ。そして朝食に頭を突っ込んでいるエース。ちなみにチョッパーはキイチの膝の上。
それに気付いたルフィが羨ましそうにチョッパーを見る。
「あー!チョッパー!何キイチの膝に座ってるんだよ!」
「キイチって何か優しい匂いがするな!」
「当たり前だ!」
「何でエースが自慢気なんだ」
「なーキイチー!俺もキイチの膝乗りてー!」
「ルフィ、あんた…」
「それはシスコンにも程があるだろお前…」
「後でな」
「やったー!!」
「「「良いのかよっ!」」」
「キイチ!俺も俺も!」
「エースは熱いから却下」
「ええええええ!!」
ルフィは良いのに!?と衝撃を受けるエースを放っておいて、キイチはチョッパーの頭を撫でる。チョッパーはキイチに撫でられて嬉しそうに笑う。エースは悔しそうに顔を歪めて床を拳で殴った。
「くそっ…!そこは俺のポジションなのに…!!」
「(何か本気で悔しがってるんだけど)」
「(ルフィの兄貴って………)」
「なぁチョッパー、白ひげ海賊団の船医にならないか?」
「えぇ!?」
「駄目だぞキイチ!チョッパーは俺の船の船医だ!」
「うちの船のナース長やるから」
「ナース長!?」
「おぉ、サンジの目がハートになった」
「ナース長ってなんだ?」
「ナースの中でも一番凄いやつのことだろ」
「へー」
「…確かにアイツは凄いぞ(色んな意味で)」
「…あぁ、凄いよな……(色んな意味で)」
「…何かキイチの目死んでないか?」
いつものエリザを思い出して遠い目をするエース。キイチに関しては何だかげっそりした目をしていた。
「はっ!?今キイチ隊長に呼ばれたような気が…!!」
「気のせいですよナース長」
「顔を赤らめてないで仕事してください」
「うふふふふ…あなた達、キイチ隊長に呼ばれなかったからって嫉妬しないの!」
「人の話を聞いてくださいナース長」
「とりあえずその大事そうに持っているキイチ隊長の隠し撮り写真を机に置きましょうか」
「何よ。あなた達だってマルコ隊長とかエース隊長とかサッチ隊長とかと写っているキイチ隊長の写真持ってるくせに」
「「「私達はちゃんとお二方の許可を取っています」」」
「私だって許可取ってるわよ!」
「…本当ですか?」
「心の中でね!」
「ですよねー」
「私が『写真撮っていいですか?』って聞いたら優しい笑顔を浮かべて『良いに決まってるだろ』って答えてくれるのよ!きゃーvV」
「一人で盛り上がらないでください」
「というか幻覚症状があるんでしたら色々と検査したほうがいいんじゃないですか?」
「キイチ隊長ーvV」ちゅっ
「こっちを見てくださいナース長」
「キイチ隊長の写真にキスしてないで仕事してくださいねナース長」
「手を動かしてくださいよナース長」
「愛していますキイチ隊長ーvV」ちゅうう
「「「さっさと仕事してくださいナース長!」」」
「…!(ぞわわっ)」
「?どしたキイチ」
「いや、何か寒気が……」
「寒気?」
「はっ!まさか風邪か!?医者ぁああああ!!」
「「「いや、お前だろ!」」」
「(…楽しそうだなこいつら)」
「キイチー…俺にも構ってくれよー…」←エース
チェンジ求む
(勿論船医の)
(チョッパー。やっぱり白ひげに来ないか?)
(い、行かねーぞこのやろう!)
(だからキイチが俺の船に乗ればいいだろー!)
(それは却下)
(えぇー!!)
(キイチー…)←エース
*・*・*・*・*
久しぶりだというのにこの短さは一体何なんだろう…(ノω;)
ただチョッパーと絡ませたかっただけなんですが…なんか残念な感じになってしまった(汗)
が…頑張ります!(・ω・´;)
→(おまけ)