頼れる姉貴は副船長!!
□第5話
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今日も良い天気の中、モビー・ディック号は海を進んでいる。キイチは見張り台で周りの様子を見ていた。
「今のところ特になし…と」
何も起こらず、ただ平和な海にキイチは安心半分と退屈半分でいる。
「うーん、暇だ……………………………………ん?」
望遠鏡を覗いていたキイチは遠くに海賊船が見えたが、それを確認したキイチは嫌そうに顔を歪めた。
「うげ……あの海賊船って……」
その頃、キイチが見た海賊船の中では――…
「ベーン!!あれって白ひげじゃねぇか?」
「ああ、そうだな…」
「よっしゃー!!キイチに会えるー!!」
「お頭………キイチに会いたいからって何回も行くと白ひげも迷惑……」
「キイチー!!!待ってろー!!!」
「駄目だ…聞こえちゃいねぇよ」
「あんなのがうちのお頭なのか………」
「ヤソップ、そう言ってやるな…」
「ベンも大変だな……」
「オヤジィー…」
「グララララ!!!どうしたキイチ。んな嫌そうな顔しやがって」
「アイツが…アイツが来る……」
「アイツって誰だ?」
「んー…エースより鬱陶しい奴?」
「それって俺も鬱陶しいって事!!?」
キイチとエースがそんな話をしてたら後ろからマルコが来た。
「……何が来たんだい?」
「…赤髪……」
「……ああ、成程」
「キイチー!!!」
「ああああ……来た………」
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