頼れる姉貴は副船長!!
□第4話
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「……よし」
今日は書類も(珍しく)皆ちゃんと出してたし早く終わらせる事が出来た。うぅ……昨日寝てないから辛い……。
「やっと休め「キイチー!!!」……」
「さて、昼寝でもするか」
「まさかのスルー!!!?」
「うるさいエース。やっと出来た俺の時間をお前の為に費やしてやる義理は無い!!」
「俺弟なのに!!!」
「いつも俺の時間を邪魔したあげく、無理矢理ここ(副船長室)で昼寝していく馬鹿を弟とは認めん」
「酷っ!!」
エースを部屋から追い出し、部屋のドアに『エース立ち入り禁止』の貼り紙をして、やっと眠れ……
「姉さーんっVv」
……ない。そうだった……俺の邪魔をするのはエースだけじゃなくこいつ(セツ)もいた……。
「……セツ…」
「何ですか姉さん!!添い寝なら喜んで「くたばれ」ぎゃああああ!!!」
何やら色々と言っているセツに向かって部屋にある刀を投げる。悲鳴が聞こえたが気にしない。
「くっ……今日もツンツンですね姉さん!!」
「うるさい」
「安心して下さい!!俺は姉さんにのみMになれますから!!!」
「それ以前にお前はドMだから安心しろ」
「ぎゃあああああ!!!!」
セツの眉間を狙って刀を投げれば、何故か顔を赤らめながら『ツンデレ万歳!!』と言いながら去って行った。
うん、後で殺そう。
「副船長〜」
「……こんどはなんだ?」
「…あ、お休みの所すみません。船長が副船長を呼んでますよ」
「……オヤジか…」
「キイチーVv」
…どっから湧いて出たエース
「………すみません。貼り紙を見たんですが、副船長の部屋に入る時に一緒に入ってきてしまいして…」
「……お前は悪くないから気にするな…」
「ああ、お前は悪くないぞ」
「お前が悪いんだよエース」
「オヤジの所に行かないのかキイチ?」
「スルーか畜生。エースのくせに」
「秤エのくせにって何!!?」
「……で、行かないんすか?」
「……………………………………………………ねむいからやだ。もうねる」
「狽ヲえ!!!?」
「じゃあ俺と一緒に昼寝しようぜ!!」
「……だまれ…エース……………そのくち…ぬいつける…ぞ…………zzz」
「「(エグいっ!!!)」」
≡≡≡≡≡≡
「グラララ!!やっと起きたかキイチ!!」
「オヤジ……何の用だ?」
「最近、お前忙しいんだろ?」
「?…あぁ、仕事とかエースとかセツとかエースとかでな…」
そう言うと、オヤジは俺を膝の上に乗せた。
「うわわわっ!!な、何だよオヤジ!!」
「ここで寝ろ」
「え……」
「部屋じゃエースやセツがうるさいだろ?」
「オヤジ……」
「ここなら静かに寝れるだろ。今日はもう仕事はなしだ。夜まで寝とけ」
オヤジはでかい手で俺の頭を撫でてくれる。…あったかい……。
「…オヤジ……あり、が…と……」
「グラララ、あんまり無茶すんなよ馬鹿娘が」
撫でてくれる手は温かくて
(………zzz)
(キイチー…)
(姉さーん…)
(諦めろよい)
(流石にオヤジの所はなぁ…)
((((でも……))))
((((羨ましい!!!))))
(グララララ!!)
*・*・*・*・*
初・オヤジ!!\(^o^)/
前回はスモーカーさんを出したけど今回はオヤジ!!
うん、二人とも口調が分からん!!
今回の話は短めにほのぼのとしてみました。
うーん、次の話どうしようかな…
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