頼れる姉貴は副船長!!

□第2話
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朝食後、キイチはビスタから書類を受け取り自室で仕事をしていた。





コンコン




「入れ」


「おー、やっぱキイチの部屋って刀ばっかりだなー」


「エースか」




入ってきたのはエース。
キイチの部屋に飾ってある刀を珍しそうに眺めている。



エースが背に隠している右手に持ってるのは数枚の真っ白な紙。

それに気付いたキイチの顔が険しくなる。







「…エース、何の用だ?」


「いいいいいや、俺はただキイチの部屋を見ようとだな…」


「エース」


「いやいやいやいや!!ホントに!!キイチの部屋入って書類を手伝ってもらってあわよくばそのまま一緒に昼寝しようとか思ってないから!!」




エース、心の声だだ漏れ。




「何 の 用 だ ?」


「ごめんなさい書類書くの手伝って下さい俺の顔の周りに水集めるの止めてええええぇぇぇ!!!!」














≡≡≡≡≡≡




エースへの書類指導が終わらせた後、キイチは航海士達に指示を出して部屋を出た。

















「姉さーんっVv好きです!!!」


「…………(スタスタ)」


「スルーですか!!!?ちょっ待って下さい!!」


「……はぁ、何だ?」


「姉さんの溜め息色っぽいですね!!是非今度夜に「………(スタスタ)」ああああ!!すいません!!ちゃんと用件良います!!」


「で?」


「甲板の方でエース隊長とマルコ隊長が喧嘩してるんですよ。あとよかったら俺と付き合って下さい(キリッ)」


「甲板か。直ぐに向かう」


「俺の愛の言葉をサラっとスルーしていく姉さんも好きだーVv」



アホな事を言っているセツ(←これでも特攻隊副隊長)を放っておいて、キイチは甲板へ向かう。

















「俺が先だ!!」


「俺が先だい!!」


「どうしたんだ?二人共」



「「キイチ!!」」



「こんなところで隊長二人が喧嘩をしていたらクルー達に迷惑がかかるだろうが」


「「う………」」





「それで、何の話をしてたんだ?」




















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