BooK BoX

□ALICE OF RABBIT
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退屈するほど広い部屋、寂しくなる家、誰もいない…「ただいま」と言っても誰も返してくれない「おかえり」と…


放課後の商店街、学生が賑わう街、私ゎ必ず商店街に行く。だって一人は、嫌だから人が賑やかな所に居ると自然と寂しさも無くなる。冬の商店街、寒さを活用してくっ付いて歩くカップル達が羨ましく想う。
「本当凄いね。ラブラブだね
と私は、そのカップルを見ながら口にする。横を歩く拓海が
「別に興味ない」
と興味無さそうに言う。なんか面白くない、反応が。多分、充だったら真っ先に乗ってきそう話題なのに、拓海は、こっち系の話題は、興味ないのだ。私は、
「別に興味ない訳じゃないのよね?」
と私が言うと
「まぁな」
と、生半可な返事返ってくる。なんか面白くない。私は、
「じゃあ腕組んでみる?」
と聞くと、
「何言ってんだ?そんなのは、好きな人とやってろ!」
と面白くない反応を返してくる。私が
「おっぱい、当たっちゃうねきっと」
と言うと拓海が顔を真っ赤にして慌てる。予想通りの反応だ。やっぱり拓海は、こうでなくちゃね。私は、拓海が好き。反応が面白いから。その他の友達もみんな好き、だって私の大切な友達だから。
 

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