おはなし

□一分間の奇跡を
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課外授業を終えて
死武專に帰る途中、私は隠れていた適にナイフで切られた

うかつだった
油断してたんだ


帰りはソウルがおぶってくれた



「おい、マカ大丈夫かよ。左肩………」



「こんなの慣れてるから大丈夫だよ」



そんな会話をしながら
死武專まで帰って行った



「じゃあ、ここからは保健室まで大丈夫だよな。俺シュタイン博士に報告しとくから」



「ん、ありがとう」




ソウルは本当にいいパートナーだ




「失礼します」


保健室に行くとキッド君もナイグス先生にみてもらっていた




「おお、マカ。怪我したのか、大丈夫か?」



キッド君はおでこを冷やしていた



「私は平気だよ!キッド君はどうしたの……?」



「パティが、リズを使って頭を殴ったんだ。少しほっといただけで、あいつは……まったく」



キッド君はよく、パティの話をする。
一時はキッド君がパティの事を好きだとかいう噂もたった



「そうなんだ。痛そうだね……笑」



私も傷口を消毒してもらい、イスに腰掛けた


ナイグス先生は、倉庫に薬品整理で出て行った




「……キッド君ってさ、パティの事………好きなの?」


かなりの直球で、私自身失敗したと思った

でもキッド君はいつもの冷静な態度だった




「それは違うぞ。あれは良きパートナーだ。しかも俺にはきちんと思うやつがいる。」




ズキ


キッド君
好きな人いるんだ……


ってなんで私が
落ち込んでるのよっ




「そ、そうなんだ!キッド君に思ってもらえる人は幸せだよ!!」


胸が痛い
何故かはわからない
でもとても苦しい




「…ではマカは幸せか?」








一分間の奇跡を




(え、何?聞こえなかった…)

(戯け!!////)


→あとがき

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