04/26の日記

12:26
独眼竜政宗 総集編
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レンタルで借りて見ましたが…

リアルで見ていたわたしからすると、この総集編は物足りないです。

一番ダメだと思ったのは、アナウンサーのナレーションが入りすぎて、エピソードがぶつ切りになってしまったことです。

西郷さんの片倉小十郎とか、竹下さんのお喜多とか、渡辺謙の目力演技とかは良かったのですが。

見直して良かったのは、愛姫役の桜田さんの演技ですかね。放映当時は子供だったせいか、美少女ゴクミから変わったのが不満でしたが、きちんと大人の夫婦愛を演じていらっしゃる!

愛姫については、史実も不思議な夫婦愛だと思います。

わずか十歳あまりで隣国とはいえ伊達家の片目の嫡子に嫁ぎ、長く子に恵まれず夫は側室を多数置きながらも愛姫との間にも4人子供をもうけています。

政宗が愛姫の子供の中でもとりわけ可愛がったのが、一人娘の五郎八姫と、末っこの竹松丸だそうです。

末っこ竹松丸は夫婦が四十を過ぎてからの誕生なのでとりわけ可愛かったのかもしれません。

奇想天外で何をするかわからない激情家の政宗との夫婦生活は、かえってある程度距離を置いてからのほうが深まったのかもしれません。

政宗は臨終の床で、同じ江戸屋敷にいながらもどんなに愛姫が看病を願い、面会を願っても決して許さなかったそうです。

訳を聞かれた時政宗は、病み衰えた姿を愛するものに見せたくないから、つらいけれども会わないのだ、と答えたそうです。

政宗は愛姫以外に、自分の子供たちにも同様の返答をして決して会わなかったそうです。

政宗は愛するものには、生気溢れる自分の姿だけを覚えて欲しいと願ったのかもしれません。

政宗という郷土の偉人は、知れば知るほど奥の深さというか、一筋縄でいかない不可思議な人物ですが、

母や妻や子供たちにみせる顔は意外と愛情深い気がします。

母義姫の位牌は政宗手製のものだと言いますし、松平忠輝と離縁した、愛姫との娘五郎八姫もキリシタンであることを許し、離縁した後独身を貫くのを許しています。

政宗は、晩年女子供に優しい話がたくさん残っています。

独眼竜、いつかもう一度全話見たいです。

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