戦ラバキャラと対談＆歴史四方山話
□信長夢物語製作秘話
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昨日、ようやく信長夢物語続編｢愛を捧ぐ｣が終わりました。
この話は読者様の予想を裏切り、結婚後の甘い生活を夢見ていた姫様の期待外れだったと思います。
テーマは戦国の女の悲哀と、前作の信長が姫にほとんど嫌われていたので、続編は信長を愛するがゆえに身を引こうとする展開にしてみました。
モチーフは史実の信長正室濃姫です。濃姫かどうかはわかりませんが、信長の御台所が姫を産んだという記録もある話から思いつきました。
予想外に出たキャラは茶々ちゃんで、当初は三話しか出ない予定が信長伯父さんに噛みつかせる役までするぐらいの活躍ぶりでした。
柴田勝家さんは悪役？設定になりましたが、彼は織田一門の古い家臣を代表する役まわりにしました。サルや家康にはできない役です。
信長の側室も登場させようかと思いましたが、姫の恋敵は邪魔かと思い止めました。
信長の娘の初ちゃんの名前の由来は、史実では茶々ちゃんの妹で姪にあたる方でいました。
史実の信長は究極にネーミングセンスがなく、子供たちの名前は奇妙とか数字だったりしたようで、あと姫との最初の子供だから初としました。
エピローグは最初から彼女に語らせる予定でした。
予想外に話が変わったのは、最初初を世継ぎにする予定ではなく、婿を迎えればいい！という展開にする予定でしたが、姫の切なく悲しい思いを描いているうちに初ちゃんでいこう！と急遽変更しました。
信長様は…この方の絶叫系の台詞は書いていて楽しかったです(笑)勝家や蘭丸を殴ったり蹴ったりしてますが意外に姫には優しく一途な彼を描いてみました。ちょっと台詞は姫に一途過ぎてストーカーのような執着と愛し方で台詞は書いています。
姫は…戦国女性の悲哀と信長を思う彼女を描いてみました、前作が一方的に信長が愛し続けるだけだったので、続編では彼女の信長への気持ちや母として、女として揺れる気持ちを描いてみたつもりです。
以上、作者の戯言でした。