NL・歌詞

□ウォーアイニー
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六角屋の事件のあと

また、知らぬ感情が一つふえた





自分じゃわからない感情は

いつもアイツからきてた。

























「神楽ちゃん、家ばっかりに居ないでたまには外で遊んできたら?また太っちゃうよっ?」



「うっせーんだよ、駄メガネ。それにいつ私が太ったっていうアルか!?」





「駄メガネって何度言えば気がすむんだよ!」





五月蝿い。

でも今日は外へでよう。







食べかけの酢昆布。

定春と出かける





どこへいこう…?















公園は誰もいない。

街中を定春に乗りながら進んだ





いろんな人みたけど

それでも

あの憎たらしい顔は消えない。





栗色の髪。

むかつくドS野郎。

けど、何故か浮かぶ。

あのときの言葉。



あんなアイツみたことなかった。









だから何なんだっていう話ネ。





アイツは私の天敵。

それ以外なにも変わらない。









はず。











「…きた隊長!片付け終わりました!」









「沖田隊長!」

















「何だ、うっせーな。仕事やったんだから寝させろぃ」





久しぶりの声。

見覚えのある腹立つマスク。



そこから見える顔。







不覚にも反応してしまったアル。













「っは!でも一応報告をと思いまして。」



「んなことどうーでもいいだろぉが」





マスクをもどす

膝を組み替え団子屋の壁にもたれる









「オイ!このぜーきん泥棒!何してるネこんなとこで。税金の無駄遣いもいいとこアル」





いつもと同じ何気なく

ふっかけにいく





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神楽ちゃんだいすき


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