11/25の日記
02:33
ねむれん
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ので、以下バカテスの夢小説っぽいものでも
ぐだぐだ文オカシイ
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オレには今、悩みがある。
「死ね雄二ィ!」
「明久テメェ!」
「待たんかキサマらああ!」
この状況だ。
文月学園、二年C組。
特殊なカリキュラムを組んだ学校の中で、オレはごく一般的なクラスに所属してる。
成績、授業態度、経歴。どれにおいても普通な自信がある。
ちなみに、この学園に入学したのは、家から近いから。
普通なオレの、唯一変わったところ。
風紀委員会副委員長。
部活もやらないし暇だし、ってことで、なんとなく入った。
この学園の風紀はオレが守る!
とか言ったりはしない。
が。
「アンタ、風紀委員だろ? あのガキどもをなんとかしてくれないかい」
「鉄じ……西村先生も混じってんすが」
「あれもついでに」
「学園長……」
二年F組、イコールFOOLクラス。
クラス代表、坂本雄二。
バカ代表、吉井明久。
オレの悩み。
「おや、捕まったようだね」
「そうすね……」
鉄人。彼に捕まったら、あの二人はしばらくおとなしくなる。
しばらくは。
「さて、次に暴れだしたら、頼むよ」
「……なんで、オレなんすか」
「同じ二年の、元同じクラスで、風紀副委員長だからさね」
一年のときにクラスが同じだったことを、ものすごく後悔する。
思えばあのときから、あの二人と、その周りのやつらはメチャクチャだった。
またあるとき。
F組の前を通りかかると。
「あの、明久君」
「どうしたの姫路さん」
吉井が学年で一、二を争う美少女と名高い女子と会話してた。
まあそれだけならいい、クラスメイトと話すのは普通だ。羨ましくは思うが。
「これ、もらってくれませんか」
「え、なにかくれるの? ありがとう」
……なんか、風紀というか空気が淀んだような気が。
なんだろ、殺気を感じる。
「あの、これ……」
「わあ、なにかな」
「クッキーを焼いてきたんです」
バキッ
カッターが吉井に向かって飛ぶ。
吉井がちゃぶ台を返す。
カッターがちゃぶ台に刺さる。
クッキーがどこかへ投げ飛ばされる。
以上、一秒間弱。
「あ、明久君っ?」
「やあ大丈夫だったかい姫路さん。まったく、突然どこからともなくカッターが飛んでくるなんて、思わずクッキーを手放してしまったよ」
「ええっ」
「ご、ごめんね姫路さん。でも姫路さんを守るために……」
「そうですか……仕方ないです、ね」
いや、仕方なくない。ないだろ。
舌打ちする黒服集団の一人を捕まえる。
「おい」
「げ、風紀委員!」
こいつらはよく捕まえるので、なんか覚えられてるらしい。
「カッター投げていいっつー校則あったっけ?」
「投げるなという校則はない!」
「それはそもそもカッターの用途に含まれてねえ!」
とりあえず脳天を打つ。なぜかこいつには手を上げることに罪悪感がわかない。
「あれ、どうしたのこんなとこで」
「あ、風紀委員の……」
教室にいた二人がオレに気づいた。
よし丁度良い。
「吉井」
「なに?」
「ちゃぶ台弁償」
「えええ!?」
「あ、待て!」
逃げる吉井、追うオレ。
「お前ら、なにやってんだ?」
「ちょ、離せ雄二!」
途中で坂本とすれ違った。
と思ったら、事情を聞く前に吉井を捕まえてくれた。
さすがだ。
「そのままで坂本。吉井の財布からちゃぶ台の金巻き上げる」
「やめて! そんなことされたらご飯が!」
「よし任せろ」
「離せ雄二いい!」
この二人は問題だらけだが、こういうときこの二人の関係は役立つ。一年と少し見てきた成果だ。
さて吉井の財布はどこだ。
「尻ポケットにある」
「なんで雄二が知ってるの!?」
「お前が不利になる情報を俺が知らないはずないだろう」
「わああ、漁るなあ!」
……しかし、傍から見ると、イチャついてるようにしか見えない。
風紀を乱す噂として耳にする話があるが、たしかにこれじゃ仕方ないような。
「……雄二、浮気はだめ」
「ぎゃあああ!」
そりゃ彼女も怒るな。
……いや。
「霧島……いくらなんでも目潰しはどうよ」
「……違う。しつけ」
「そか……」
悶える坂本。
まあ美少女と付き合ってんだ、そのくらいの代償があっても……いいのか?
「チャンス!」
「あ」
そうこうしている内に、吉井が消えた。
逃げ足の速いやつ……
坂本も霧島に引きずられてった。
「……はあ」
「大変じゃのう」
「…………お疲れ」
「木下、土屋……」
ため息をついてると、バカどもとつるんでるバカ二人が慰めてくれた。
正直、微妙。この二人は癒し系だからまだいいけど。
「あやつらも、懲りぬからなあ」
「…………金は、後で盗んでおく」
「風紀委員的に、そこは突っ込まなきゃいけないような」
気にするなというような笑み。ええ……
「あ、ちょっとそこの三人。アキ見なかった?」
笑みの後ろで、ポニーテールが跳ねた。
「島田? あいつは逃げたけど」
「逃げ……あいつ、やっぱり約束を忘れて……!」
「約束?」
「一緒にお買い物行くって約束…………あっ」
殺気が辺りを取り巻いた。
「粛正を……裏切り者には罰を……!」
「美波ちゃん、それってどういう……」
「ちがうの瑞樹、これはその……ああもうっ、アキはどこ行ったのよ!」
走ってく嵐。
ああ……
また学園長に小言を言われる……
「が、がんばるのじゃ」
「…………ファイト」
「それはそうと木下、なんでメイド服なんだ」
「あ、いやこれは」
「あと土屋は鼻血拭いてカメラ没収」
「…………っ!?」
オレの苦労は続く。
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彼は自称普通なんで、秀吉を可愛いと思っても欲情はしない
ようにしてる
だめだ眠気がこない…
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